占いで人間は変わらない。だからこそ占ってもらうべきだ。

こんにちは、すいたです。
今回は占いの効能についてのお話です。

僕は占いが結構好きでして、無料のテレビの占いは気にしませんが、お金を払って対面で占ってもらうことがなぜか好きです。
非日常感でしょうか、マジックを見る感覚に近いです。
占いの「当たってる!」はマジックの「なんで!!」に近いです。
半分人生相談、半分パフォーマンス目当てで行ってます。
秋田のド田舎にいた高校生の頃も片思いをどうにかしたくて電話で占ってもらってました。今考えればかなりキモいです。


さて本題ですが、お金を払って占ってもらい得られるものはなんだと思いますか?僕はずっと自分の望みを叶える方法を教わりにいくものだと思ってました。恋愛が分かりやすいですね。どうしたら付き合えるか、復縁できるか、みたいなある種自分だけではどうしようもないことについて相談でき、なんかしらアドバイスをもらうことができる。他にも仕事が合っているのか、金運があるのかなどなど多岐に渡ります。
僕は学生の頃に何度か占いに行ったのですが、その動機は「落語家になりたいけど本当になっていいのか?」でした。もっと言えば「落語家になりたいから俺に向いてると言って安心させてくれ」です。小さいころからの夢、背中を押して欲しいがためにそこそこお金を払ってました。
さて占い師の答えはと言うと


A先生(算命学)「考えることは得意だけど表現する側に向いてない。裏方タイプ」
B先生(タロット)「表情が硬いから演技が弱い。」
C先生(オーラ)「前世からずっと喋ることが苦手。それを克服するためにやるのはアリかも」

との見解で誰一人として僕が落語家に向いてると言ってくれる人はいませんでした。
占いの方法は違えど大体合っているのが恐ろしいところです。
さてそれを受けて僕はどうしたかというと……落語家に弟子入りして4カ月で辞めました。

そうです。助言に逆らって行動した結果、助言通りの結果になりました。
「他人の言葉より自分の意志だろ!夢は追い続ければ必ず叶う!」
そんな考えもどこへやら。僕はやめる直前、ナチュラルに死にたくなってました。ナチュラルに死にたくなるとはどういうことかと言いますと「死にたい~!!!(睡眠剤もぐもぐ)」のようなメンヘラチックなことではなく、例えば横断歩道で信号待ちしてる時「このまま一歩飛び出せばトラックに轢かれて死ねるな…」とぼんやりと死がよぎる思考になってました。痛みすら気づかないメンタルはヤバいと考え直し辞めたわけであります。
ここで占いへの向き合い方が変わりました。
占いで運命を変えるようとすること自体が検討間違いでした。占いで逆らえない運命を知り、受け入れることが生きる上で大事なのだと。

人間は変わろうと思ってもなかなか変わりません。ただ自然と変わるものなんです。
僕は現在、動画編集を中心に裏方業務に専念しています。しぶしぶ諦めた感じでもなく、本当にこれが自分に合っていて楽に感じるようになりました。とても楽しく生きてます。
もちろん面白いことや創作は好きなので趣味程度に落語をしたり、社会人お笑いをやってみようと思います。

僕にとって占いは人生をプラスに働かせるものではなく、マイナスを減らすためにあるものでした。
運命を知ることはかなり怖いことですが、運命を受け入れた時ほんとに気が楽になるので。
みなさんも不用意なマイナスを避けるために占いに行かれてはいかがでしょうか?
以上僕からの提案でした。